「Windowsのバージョンを教えてくださいと言われたけれど、どこを見ればよいのか分からない」。パソコンの設定にある「バージョン情報」では、Windowsの版や、メモリ、CPUなどの基本情報を確認できます。専門的なソフトを追加する前に、まずここを見てみましょう。
この記事では、表示する場所と各項目の読み方、相談するときの伝え方を説明します。Microsoft公式情報に基づく解説で、実機での性能測定ではありません。掲載画像はイメージです。
何を知りたいのかを先に分ける
パソコンについて聞かれる情報には、Windowsそのものの情報と、本体の構成に関する情報があります。「Windows 11です」という答えだけでは足りない場合もあれば、メモリ容量だけ分かればよい場合もあります。
例えば、操作説明の画面が手元と違うならWindowsのバージョン、ソフトの対応条件を調べるならCPUやメモリ、システムの種類が手掛かりになります。同じ画面に並んでいても、それぞれ意味が違います。
確認する項目を決めず、表示された数字を全部書き写す必要はありません。相手から指定がある場合は、その項目名を手元に置いて確認すると、別の数字を伝える間違いを減らせます。
「システム」のバージョン情報を開く
- スタートから「設定」を開きます。
- 「システム」を選びます。
- 一覧を下へ見て「バージョン情報」を開きます。
- 「デバイスの仕様」と「Windowsの仕様」を確認します。
設定画面の幅や更新状況によって、項目の位置は多少変わります。見つからないときは、設定内の検索で「バージョン情報」を探してください。インターネット検索ではなく、Windowsの設定を開いた状態で探します。
この画面を表示するだけで、Windowsが更新されたり、部品の設定が変わったりするわけではありません。今回は表示された情報を確認する作業なので、近くにある名前変更などのボタンを押す必要はありません。
エディションとバージョンを区別する
「Windowsの仕様」には、エディションやバージョンなどが表示されます。エディションはHomeやProといった製品の区分、バージョンは更新されたWindowsの版を表す項目です。
例えば、「Windows 11 Home」と「バージョン○○」は別々の情報です。「11」という数字だけをバージョン欄の値として伝えると、相手が知りたい情報とずれる場合があります。見出しと値を一組にして控えましょう。
OSビルドという、さらに細かな番号を求められる場合もあります。相談先から指定されたときに、その欄の値を読み取れば十分です。数字が大きいほど本体の性能が高いという意味ではありません。
CPUは名称をそのまま控える
「デバイスの仕様」にあるプロセッサは、CPUに関する情報です。長い英数字が並ぶことがありますが、略しすぎず、必要ならそのままメモします。似た名前でも世代や型番が異なるためです。
「Intelだから同じ」「数字が同じだから同じ」と判断すると、対応条件を取り違える場合があります。アプリや周辺機器の案内に具体的なCPUの条件があるときは、正式な表記と照らし合わせます。
ただし、名称だけで普段の作業の速さがすべて分かるわけではありません。メモリ、保存装置、起動中のアプリなども関係します。今回は性能を採点する作業ではなく、使っている機器の情報を確認することが目的です。

メモリと保存容量を混同しない
実装RAMは、パソコンに搭載されているメモリの容量を示します。文書や写真を保存できる空き容量とは別です。どちらもGBという単位が使われるので、数字だけを見ると混同しやすくなります。
例えば、メモリが16GBと表示されていても、「写真をあと16GB保存できる」という意味ではありません。保存先の空き容量を知りたい場合は、ストレージの空き容量を確認する方法を使います。
相談するときは「RAMは○GB」「保存先の空き容量は○GB」と項目名も添えます。用途が違う数字を分けるだけで、相手にも状況を伝えやすくなります。
システムの種類を確認する場面
システムの種類には、64ビットなどのOSの情報や、x64、ARMなどのプロセッサに関する表記が表示されます。ソフトやドライバーの対応を確認するときに必要になる場合があります。
画面に書かれた表記を読み、ダウンロード先の対応条件と合わせます。よく分からない場合は、「たぶん一般的なもの」と選ぶより、機器メーカーの案内で自分の機種を指定して確認するほうが確実です。
この欄を見たことだけを理由に、Windowsを入れ直したり、別の種類へ変更したりする必要はありません。相談先が確認したいのは、現在の構成に合った案内を選ぶための情報です。
機種名とデバイス名も別に考える
画面にはデバイス名や機種に関する表示がある場合があります。デバイス名は、利用者や設定によって付けられる名前で、メーカーの製品型番と同じとは限りません。
修理や周辺機器の対応確認で製品型番を求められたら、本体のラベルやメーカーのサポート情報も確認します。ラベルにある製造番号などを、必要のない相手や公開の場へまとめて載せることは避けます。
「機種名は何ですか」と聞かれたときに、パソコンに付けた愛称だけを伝えていないかを確認しましょう。何の名称を聞かれているか分からなければ、相手へ項目名を確認すると無駄なやり取りを減らせます。
相談用メモは必要な項目だけでよい
例えば、画面の違いについて相談するなら「Windowsのエディション」「バージョン」「困っている操作」の三つを先にまとめます。必要に応じて、OSビルドや使っているアプリの情報を追加します。
画像で伝える場合は、画面全体をそのまま公開する前に、デバイス名や識別番号など、今回の相談に不要な部分が写っていないかを確認します。項目名と値を文字で転記するだけなら、範囲を絞りやすくなります。
また、Windowsのバージョンと、Edgeやフォトなどのアプリのバージョンは別です。アプリの表示が違う相談では、そのアプリ内の情報が必要になる場合があります。
確認した日も一緒に残す
Windowsの情報は、更新後に変わることがあります。メモを残すなら確認日も添え、何か月も前の値を最新の状態として使わないようにします。更新後の不具合を相談する場合は、改めて同じ画面を開いて確認しましょう。
CPUやメモリの値を控えたメモも、部品交換や別のパソコンへの買い替え後には使い回さないようにします。複数台ある場合は、自分が区別できる呼び名も付けておくと取り違えにくくなります。
相談用のメモは「確認日、Windowsのバージョン、困っているアプリ名」のように、目的に合わせた少ない項目から作ると読み返しやすくなります。画面に項目が見つからない場合も、似た名前の値で埋めず、「見つからなかった」と記録しておきましょう。
まずは「Windowsの仕様」と「デバイスの仕様」がどこにあるかを確認し、必要な項目を一つ読んでみてください。数字を全部理解しなくても、正しい場所から必要な情報を取り出せれば十分です。
参考にした公式情報
公式情報確認日:2026年10月4日。画面の表記や利用できる機能は、更新や環境によって異なる場合があります。

