毎回「日本語で答えて」「専門用語を少なくして」と書くのが面倒なら、ChatGPTのカスタム指示を使う方法があります。回答の好みや、自分について知っておいてほしい一般的な前提を設定しておくと、今後の会話に反映できます。
ただし、すべての回答が指示どおりになるわけではなく、個人情報や秘密を登録する場所でもありません。何を設定できるか、どこで編集・停止できるかを理解して、小さく試してみましょう。
カスタム指示でできること
カスタム指示は、ChatGPTに回答の希望を伝えておく設定です。たとえば「日本語で、専門用語は短く説明してください」「手順は番号付きにしてください」のように、繰り返し使う書き方の好みを登録できます。毎回同じお願いを入力する手間を減らせるのが利点です。
設定した指示は、個別のチャットだけでなく複数の会話に反映されます。話題ごとに必要な細かい指示は、各チャットの質問に書き、共通して使う好みだけをカスタム指示に入れると管理しやすくなります。質問に具体的な条件を添える基本も引き続き大切です。
画面の項目名や入力欄の数は、アプリや更新で変わることがあります。登録できる文字数にもプランによる上限があるため、長文を詰め込む前に設定画面の説明を確認します。設定を保存できない場合は、文字数を減らし、要点だけに絞ってください。
Web・デスクトップで設定する
Web版やデスクトップ版では、プロフィールまたはメニューから「設定」を開き、「パーソナライズ」や「カスタム指示」の項目を探します。カスタマイズを有効にするスイッチがあればオンにし、回答の好みを入力して保存します。アプリのバージョンにより表示場所が異なることがあります。

最初の例としては「回答は日本語で」「先に要点、その後に手順」「分からない場合は推測せず確認する」のように、どの話題にも役立つ指示を一つか二つにします。細かい例外や長い作業手順まで登録すると、どの指示を優先すべきか分かりにくくなるため、まず短く試します。
保存したら新しいチャットを開き、簡単な質問をして反映を確認します。過去の会話も含めて設定が適用されることがありますが、以前の回答が書き換わるわけではありません。指示の変更は今後の応答に反映されると考えて、必要に応じて新しい質問で試しましょう。
スマートフォンで設定する
iPhoneやAndroidアプリでは、メニューから設定を開き、「ChatGPTをカスタマイズ」またはパーソナライズの項目を確認します。カスタマイズを有効にして、指示欄に希望を書き保存します。アプリ更新により表記が変わる場合があるので、見つからなければ設定内の検索や公式ヘルプを使います。
スマートフォンでは画面が狭く、入力欄全体が見えないことがあります。入力した文章を保存前に読み返し、誤変換や過剰な情報がないか確認します。設定内容が長いと編集しづらいので、必要な指示だけに整理し、メモ帳などへコピーする場合も秘密情報を含めないようにします。
パソコンとスマートフォンで同じアカウントを使う場合は、設定が共通しているか確認します。別アカウントでログインしていれば設定も違って見えます。設定が反映されないと感じたら、ログイン中のアカウントとカスタマイズの有効状態を先に確認してください。
使いやすい指示の書き方
カスタム指示は、短く具体的に書きます。「分かりやすく」だけより、「専門用語を使う場合は一言で意味を説明する」の方が期待を伝えやすくなります。「必ず長文にする」ではなく、「必要なら箇条書きで整理する」のように、回答の幅を残す書き方も便利です。

自分の前提を伝えるときは、幅広い回答に関係する情報に限ります。たとえば「パソコン操作は初心者向けに説明」のような条件です。氏名、住所、勤務先、顧客情報、ログイン情報など、漏れて困る内容を入れないようにしてください。質問ごとに必要な情報を、その都度最小限だけ伝えます。
指示を増やしすぎると、矛盾した条件を同時に求めることがあります。「短く」と「詳しく説明」を両方指定する場合は、「まず要点を短く示し、その後に必要な手順を説明」のように順序を決めます。返答が意図と違ったら、設定を増やす前に一つずつ見直します。
編集・停止・見直しをする
指示を変えたいときは同じ設定画面を開き、文章を編集して保存します。一時的に反映を止めたい場合は、カスタマイズを無効にする項目があるか確認します。不要になった文は削除でき、設定を調整しても過去の会話内容まで消えるわけではありません。
仕事や生活の状況が変わったら、登録内容がまだ必要か見直します。以前の役割や使い方に合わせた指示が残っていると、別の相談にも影響することがあります。定期的に設定を読み、必要な条件だけを残す習慣をつけると、思わぬ回答の偏りを減らせます。
カスタム指示は回答の希望を伝える補助機能で、正確性や安全性を保証するものではありません。日付や料金、制度など変わりやすい情報は出典を確認し、大事な判断では公式情報も見ます。設定がどのように使われるか不安な場合は、OpenAIの最新ヘルプとデータ設定を確認してください。

設定の例を少しずつ調整する
一度に多くのルールを登録するより、まず一つの希望を試し、回答がどう変わるか見ると効果を判断しやすくなります。説明が難しいと感じるなら専門用語の補足を追加する、長すぎるなら要点を先に示す、というように困った点だけ修正します。
設定した指示が常に完全に守られるとは限りません。個別の依頼に必要な条件は質問文にも書きます。たとえば「今回は表ではなく箇条書きにして」と伝えれば、その会話だけの希望を指定できます。共通の好みと一回限りの注文を分けると、設定を複雑にせずに済みます。
特定の作業でだけ使う前提があるなら、全体のカスタム指示へ入れる前に、そのチャットで試す方法もあります。たとえば旅行の相談だけに必要な条件を、別の話題にも適用すると回答が不自然になることがあります。共通設定は他の会話にも影響することを忘れず、範囲を考えて登録しましょう。
よくある質問
カスタム指示は無料でも使える?
OpenAIの案内では、カスタム指示は各プランで利用できます。利用可能な文字数や画面表示は、プランやアプリの更新で異なる場合があります。
設定すると過去の回答も変わる?
過去の回答が書き換わるわけではありません。設定変更は今後の応答に反映されます。
カスタム指示にパスワードを登録してよい?
登録しないでください。パスワードやカード情報、個人を特定できる情報は入力せず、回答形式など一般的な希望に限ります。
関連記事: ChatGPTへの質問のコツ
参考にした公式情報
公式情報確認日:2026年10月12日。画面の表記や利用できる機能は更新や環境によって異なる場合があります。

