「パソコンを替える前に、お気に入りを残しておきたい」。Microsoft Edgeでは、お気に入りをHTML形式のファイルへ書き出せます。書き出したファイルを保管しておけば、移行や再登録のための手掛かりになります。
この記事では、エクスポート、保存した内容の確認、別のEdgeへ取り込む際の注意を説明します。Microsoftとメーカーの公式情報に基づく解説です。画像はイメージで、パスワードなどを含むブラウザー全体のバックアップとは異なります。
エクスポートは一覧を外へ書き出す操作
エクスポートは、アプリにある情報をファイルとして外へ出すことです。今回書き出すのは、お気に入りとして登録したページの情報です。書き出したからといって、元のEdgeのお気に入りを削除する操作にはなりません。
HTML形式は、ブラウザーで表示できるファイルの形式です。ファイルを保存した後、どこへ保管したかを確認できる点が、今回の作業の大切な部分です。エクスポートのボタンを押しただけで終わりにしないようにしましょう。
お気に入りの登録や普段の整理から確認したい場合は、Edgeのお気に入りの使い方も参考になります。今回は、すでに登録した一覧を残す操作を扱います。
同期とファイル保存は目的が違う
Edgeの同期は、対応する端末間で情報をそろえて使うための仕組みです。一方、HTMLへの書き出しは、その時点のお気に入りをファイルとして残す方法です。同期しているから、過去の任意の時点へいつでも戻せると考えないようにします。
例えば、大きく整理する前の一覧を残したい場合、日付の付いたファイルを作っておくと、いつの内容かが分かります。その後で新しく追加したお気に入りは、過去のファイルへ自動で追記されるわけではありません。
必要な時点で改めて書き出し、保存日を区別します。同期を必ずオフにするための操作ではなく、別に保管するファイルを作る作業と考えてください。
対象のプロフィールを確認する
仕事用と個人用など、Edgeのプロフィールを複数使っている場合は、いまどちらを開いているか確認します。残したいお気に入りが実際に一覧へ表示されていることを見てから進めます。
同じパソコン上でも、別のプロフィールのお気に入りが自動で全部含まれるとは限りません。両方を残したい場合は、それぞれを確認し、区別できる名前で保存します。
保存先も先に決めます。パソコンを買い替える準備なら、古いパソコンの中だけに一つ置いて終わりにせず、移行先で使える保管先を考えてください。勤務先の情報は、持ち出しのルールを優先します。
お気に入りをHTMLへ保存する
- Edgeの「お気に入り」を開きます。
- お気に入り一覧内の「…」など、その他のオプションを開きます。
- 「お気に入りのエクスポート」を選びます。
- 保存先とファイル名を確認します。
- HTML形式のまま保存します。
お気に入りのボタンが見えない場合は、Edge右上の「…」から「お気に入り」を開けます。ブラウザー全体のメニューと、お気に入り一覧の中のメニューは別なので、現在どちらを操作しているかを確認してください。
ファイル名には「お気に入り_個人用_2026-10-04」のように、対象と日付を入れると区別しやすくなります。前回のファイルがある場合は、すぐ上書きせず、どの時点を残すのかを考えます。

保存したファイルを開いて確認
エクスプローラーで保存先を開き、目的のHTMLファイルがあるかを確認します。自分で書き出したファイルをブラウザーで開くと、ページ名やリンクの一覧として内容を確認できます。
普段使うお気に入りが含まれているか、フォルダーの区分が想定どおりかを見ます。数が多い場合は、よく使うものと最近追加したものを数件確認すると、違うプロフィールを書き出していないか判断しやすくなります。
このファイルは、リンク先のWebページを丸ごと保存したものではありません。リンクを開くには通常ネット接続が必要で、サイト側でページが削除されれば、その内容まで復元できるわけではありません。
必要なら別の場所へコピーする
確認したHTMLを、利用目的に合う別の保存先へコピーします。移行用のUSBメモリーなどを使う場合は、コピー先にもファイルがあるかを確認します。元のファイルをすぐ削除せず、移行後の確認が済むまで残しておくと比較できます。
お気に入りには、利用しているサービスや業務上のページなどが含まれる場合があります。HTMLだから誰にでも渡してよいとは限りません。保存先や共有相手を確認し、自分で管理できる場所へ保管します。
外部メディアを使う場合は、USBメモリーを安全に取り外す方法も参考にしてください。コピーの完了を確認してから取り外します。
取り込み先では先に現在の状態を残す
別のEdgeへ取り込むとき、すでにお気に入りが登録されているなら、そちらも必要に応じて書き出しておきます。取り込み後の一覧を整理する際、元の状態が分かるようにするためです。
取り込みは、同じものを何度も実行すると重複ができる場合があります。「何も見えない気がする」からと続けて実行する前に、お気に入り一覧や取り込み用のフォルダーを確認します。
古い一覧と新しい一覧を完全に自動統合するための操作だとは考えず、必要なものが入ったかを確かめてから整理しましょう。
HTMLファイルから取り込む流れ
Edgeの設定で、プロフィールに関する項目から「ブラウザーデータのインポート」を開きます。ファイルからの取り込みで「お気に入りまたはブックマークのHTMLファイル」を選び、保存したファイルを指定します。
設定の分類やボタン名は更新によって変わる場合があります。Microsoftの案内では、取り込み完了後に通知が表示され、取り込まれたお気に入りが「インポート済み」などのフォルダーに入る場合があると説明されています。
完了したら、普段使うリンクを数件開きます。名前があることだけでなく、目的のページへ行けることまで確認できれば、次の整理へ進めます。不要な重複の削除は、その確認後に行いましょう。
パスワードや履歴は別の情報
お気に入りのHTMLを書き出しても、保存したパスワード、ログイン状態、すべての履歴、開いているタブなどを一式で保存したことにはなりません。買い替え準備では、ほかに必要なデータがないかを別に確認します。
今回の目的は、よく使うページへの入口を残すことです。「書き出す→内容を確認する→別の場所にも残す」という流れを押さえれば、整理や移行前の備えを具体的に進められます。
バックアップを複数残すときは、古いファイルをすぐ置き換えず、確認した日付ごとに区別しておく方法があります。整理前と整理後を分ければ、必要なリンクを誤って消したことに後から気づいた場合にも見比べられます。不要になった控えを整理するのは、新しいファイルが開けることを確認してからにしましょう。
まずは現在のお気に入りを、日付の分かる名前で一つ保存してみましょう。どこに、いつの一覧を残したかが分かる状態にすることが、使えるバックアップへの第一歩です。
参考にした公式情報
公式情報確認日:2026年10月4日。画面の表記や利用できる機能は、更新や環境によって異なる場合があります。

