ノートPCのメモリ16GBと32GBは何が違う?
ノートPCを選んでいると、
「メモリ16GBで十分なのか、それとも32GBにしたほうがいいのか?」
で迷うことがあります。
数字だけを見ると32GBのほうが高性能に見えますが、メモリが2倍だからといって、パソコンの速度が単純に2倍になるわけではありません。
メモリは、パソコンで作業するときの「作業机の広さ」のようなものです。
机が広いほど、ブラウザやExcel、ChatGPTなどを同時にたくさん開いても余裕を持ちやすくなります。
16GBあれば普通の使い方には十分?
一般的な使い方なら、16GBでもかなり幅広い作業ができます。
たとえば、
- Webサイトを見る
- YouTubeを見る
- WordやExcelを使う
- ChatGPTを使う
- メールをする
- ブログを書く
といった用途です。
1つか2つのアプリだけを使うのであれば、16GBで困らない人は多いでしょう。
ただし、問題になるのは複数のアプリを同時に使う場合です。
そこで今回は、実際に16GB搭載のPCでメモリ使用量を確認してみました。
実際に確認したこと:16GBのPCでどこまで使えるか確認した
今回使ったPCは、
メモリ16GB搭載
のWindows PCです。
タスクマネージャーを使って、普段の作業を増やしながらメモリ使用量がどう変わるか確認しました。
① ChatGPTを使っている状態
まず、ChatGPTを使っている状態で確認しました。
その結果、
8.9GB / 15.9GB(56%)
のメモリを使用していました。
利用可能なメモリは約7.0GBです。

まだ半分近く余裕があります。
このくらいであれば、16GBでも問題なく使えています。
② ChatGPT+Excelを開いてみた
次にExcelを起動し、先ほど作った売上表を開いてみました。
すると、
9.7GB / 15.9GB(61%)
まで増えました。
利用可能なメモリは約6.2GBです。

ChatGPTとExcelを同時に使っても、まだ余裕があります。
今回のような簡単なExcel作業であれば、
16GBでも十分使える
と感じました。
③ ブラウザのタブを10個ほど追加してみた
さらに、普段の作業に近づけるため、ブラウザでWebサイトを10個ほど開きました。
ChatGPT、Excel、ブラウザの多数のタブを同時に使った状態です。
結果は、
12.6GB / 15.9GB(79%)
まで上がりました。
利用可能なメモリは約3.2GBです。

16GBでも動いていますが、最初に比べると余裕はかなり少なくなりました。
実際に確認したこと:確認結果
今回の実験では、
- ChatGPT中心:56%
- ChatGPT+Excel:61%
- ChatGPT+Excel+ブラウザ多数:79%
という結果になりました。
つまり、
普通の使い方なら16GBでも十分使える
一方で、
複数のアプリやブラウザのタブをたくさん開くと、16GBでは余裕が小さくなる
ことも確認できました。
32GBだから急にパソコンが速くなるわけではありません。
しかし、同時にいろいろな作業をする人にとっては、
「メモリ不足を気にせず使える余裕」
が32GBのメリットだと思います。
16GBがおすすめな人
16GBが向いているのは、たとえばこんな人です。
- ChatGPTを使いたい
- Web検索やYouTubeを見る
- WordやExcelを普通に使う
- ネットショッピングをする
- ブログを書く
- 写真を整理する程度
50代から普段使いのノートPCを購入するのであれば、まず16GBを基準に考えてよいと思います。
特に価格を抑えたい場合、
32GBにするために予算を大きく増やす必要はない
ケースもあります。
実際にAI初心者向けのノートPCを探している方は、「AI初心者におすすめのパソコン3選|50代からChatGPTを始めるならこれ」も参考にしてください。
32GBがおすすめな人
一方、32GBを選ぶ意味が出てくるのは、
- ブラウザのタブを大量に開く
- Excelなど複数アプリを常に同時使用する
- 写真・動画編集をする
- 大きなデータを扱う
- 仮想環境などを使う
- 数年先まで余裕を持たせたい
といった場合です。
特に、
「アプリを閉じるのが面倒なので、いつも全部開いたまま」
という人には32GBの余裕が役立つことがあります。
ChatGPTを使うだけなら32GBは必要?
ChatGPTは基本的にインターネット経由で利用するため、
ChatGPTを使うだけのために32GBが必須というわけではありません。
今回の実験でも、16GBのPCで問題なくChatGPTを利用できました。
そのため、
「AIを使うなら32GBにしなければいけない」
と考える必要はありません。
ただし、ChatGPTを使いながらExcel、ブラウザ、画像編集ソフトなどを同時に使うのであれば、32GBの余裕が便利になる場合があります。
16GBと32GBで迷ったときの考え方
迷ったときは、
今の使い方ではなく、今後どんな使い方をするか
を考えるのがおすすめです。
普段使い中心なら、
16GB
複数のソフトを常に同時利用したり、重い作業にも挑戦したいなら、
32GB
という考え方で十分です。
また、ノートPCによっては購入後にメモリを増やせない機種もあります。
その場合は、数年間使う予定なら最初から少し余裕を持たせる考え方もあります。
メモリだけでPCを選ばない
PC選びでは、メモリだけを見るのもおすすめできません。
ほかにも、
- CPU
- SSD容量
- 画面サイズ
- 重さ
- バッテリー
- キーボード
- 価格
なども使いやすさに影響します。
特に50代から使うPCでは、性能だけでなく、
文字の見やすさや画面サイズ
もかなり重要です。
PC全体の選び方については、
「50代からのパソコン選び完全ガイド|失敗しない選び方を初心者向けに解説」
でも詳しく紹介しています。
まとめ
今回は、ノートPCのメモリ16GBと32GBの違いを、実際の16GB PCで確認してみました。
実験では、ChatGPT、Excel、ブラウザを同時に使っても16GBで動作しました。
ただし、ブラウザのタブを多く開いた状態では、メモリ使用率が約79%まで上がりました。
そのため、
普段使い中心なら16GB
複数作業をたくさんするなら32GB
をひとつの目安にすると分かりやすいでしょう。
「数字が大きいほうが安心だから」という理由だけで32GBを選ぶのではなく、
自分が普段どんな使い方をするのか
から選ぶことが大切です。

