「ChatGPTには何を書いても大丈夫?」
「名前や住所を入力してもいいの?」
ChatGPTを使い始めると、こんな疑問が出てくると思います。
ChatGPTは便利ですが、入力した情報を何でも気軽に送っていいわけではありません。
OpenAIのプライバシーポリシーでも、ChatGPTへの入力内容やアップロードしたファイル・画像などはユーザーコンテンツとして扱われます。個人向けChatGPTでは、設定によって会話をモデル改善に利用するかどうかを変更できます。
そこでこの記事では、50代からChatGPTを始める人向けに、
「これは入力しないほうがいい」
という情報を7つ紹介します。
ChatGPTをまだ使い始めたばかりの方は、基本的な使い方をこちらの記事で紹介しています。
「50代から始めるChatGPT完全ガイド」
ChatGPTに入力しないほうがいい情報7選
- パスワード・暗証番号・認証コード
ログインパスワード、銀行の暗証番号、SMSで届くワンタイムパスワードなどは入力しないようにしましょう。ChatGPTに限らず、他人や外部サービスへ渡さないのが基本です。 - クレジットカード番号・銀行口座の重要情報
カード番号、セキュリティコード、ネットバンキングの認証情報なども入力しないほうが安全です。「この明細について相談したい」という場合は、番号などを消して必要な部分だけ使います。 - マイナンバーや本人確認書類の情報
マイナンバー、免許証番号、パスポート番号など、本人確認に使える重要情報は、そのまま入力しないようにします。 - 自分や家族の詳しい個人情報
氏名、住所、電話番号、生年月日などを全部セットで入力する必要はほとんどありません。「Aさん」「東京都内」「50代男性」などに置き換えて相談できます。 - 他人の個人情報
自分の情報だけでなく、友人、顧客、取引先、従業員などの情報にも注意します。本人の許可なく、氏名や連絡先、契約内容などをそのまま入力しないようにしましょう。 - 会社の機密情報・未公開情報
社外秘資料、顧客リスト、未発表の商品情報、契約内容などを、個人の判断でChatGPTへコピーするのは避けます。会社でAIを使う場合は、勤務先のルールを確認しましょう。 - 公開されたら困る情報
判断に迷ったらこれが一番分かりやすい基準です。
「この内容が外に出たら困るか?」
と一度考え、困る情報なら必要な部分を伏せてから相談します。
個人情報が必要そうな相談はどうすればいい?
答えは簡単です。
本名を使わず、必要な条件だけ残します。
たとえば、
「山田太郎さんに送るメールを考えて」
ではなく、
「取引先のAさんに送るメールを考えて」
で十分です。
住所も、
「東京都○○区○○1-2-3」
ではなく、
「東京都内」
で済む相談なら、それ以上の情報は必要ありません。
ChatGPTに相談するときは、
必要最低限の情報だけ渡す
という習慣をつけると安心です。
実際に確認したこと:個人情報を伏せてもChatGPTは使える?
今回は、
「本名や会社名を伏せても、ちゃんと使える文章を作れるのか?」
を試します。
実験用の質問はこれ。
取引先のAさんに、打ち合わせの日程を来週の水曜日から金曜日へ変更してほしいとお願いするメールを作って。理由は社内の予定変更。失礼にならない文章にして。
ここでは、
本名
会社名
メールアドレス
電話番号
を一切入力していません。
それでもChatGPTが自然なメール文を作れれば、
「相談するために実名を入力する必要はない」
という実例になります。

▲ 実名や会社名を使わなくても、Aさんという仮名だけでメール文を作成できた実際に試してみると、相手の本名や会社名を入力しなくても、「取引先のAさん」という仮名だけで、十分実用的なメール文を作成できました。
ChatGPTに相談するときは、必要以上の個人情報を入れなくても、目的や状況を具体的に伝えれば十分使えることが分かりました。
情報を伏せると回答の質は落ちる?
相談内容によります。
「文章を作る」「アイデアを考える」「一般的な相談をする」といった用途なら、実名や住所がなくても困らないことがほとんどです。
大事なのは名前ではなく、
相手との関係、目的、状況、希望する文章の雰囲気
などです。
「Aさん」という仮名でも、
「長年取引している相手」
「初めて連絡する相手」
などの条件を伝えたほうが、文章の質は上がります。
ChatGPTの学習をオフにできる?
できます。
ChatGPTには「Data Controls(データコントロール)」があり、「Improve the model for everyone」をオフにすると、新しい会話はモデル改善のために使われません。設定はアカウント単位で同期されます。
ただし、
「学習をオフにしたから重要情報を何でも入力していい」
という意味ではありません。
パスワードなど、本来渡す必要のない情報は入力しないほうが安全です。
Temporary Chatを使う方法もある
履歴として残したくない相談では、**Temporary Chat(一時チャット)**という方法もあります。
現在のOpenAI公式情報では、保存しないTemporary Chatは通常のチャット履歴に表示されず、モデル改善にも利用されません。安全上の目的でコピーが最大30日保持される場合があります。
ただしTemporary Chatでも、
パスワードやカード番号を入力していいわけではありません。
「履歴を残しにくくする機能」と「秘密情報を入力していいか」は別の話です。
写真やファイルにも注意
ChatGPTでは文章だけでなく、
写真
PDF
Excel
スクリーンショット
なども扱えます。
便利ですが、画像の中に、
氏名
住所
メールアドレス
顧客名
アカウント番号
などが写り込んでいないか確認しましょう。
たとえばPCのエラー画面を相談するときも、ユーザー名やメールアドレスが表示されていたら、トリミングや黒塗りをしてからアップロードする方法があります。
「必要な情報だけ渡す」が一番分かりやすい
AIを安全に使うために、難しいルールを全部覚える必要はありません。
迷ったら、
「この情報、本当に回答に必要?」
と考えてみてください。
必要なければ消す。
本名でなくていいならAさんにする。
正確な住所でなくていいなら地域だけにする。
それだけでも、不要な情報を渡す機会をかなり減らせます。
まとめ|ChatGPTには必要最低限の情報だけ入力しよう
ChatGPTは便利ですが、入力する情報には少し注意が必要です。
特に、
パスワード、決済情報、本人確認情報、詳しい個人情報、他人の情報、会社の機密情報
などは、そのまま入力しないようにしましょう。
一方で、怖がってChatGPTを使わない必要もありません。
名前をAさんにする。
住所を地域だけにする。
不要な番号を消す。
このように情報を匿名化すれば、十分相談できる場面はたくさんあります。
「必要な情報だけ渡す」
これを覚えておけば、ChatGPTをかなり安心して使いやすくなります。
ChatGPTを安全に使うポイントが分かったら、次は無料版でどんなことができるのか確認してみましょう。
「ChatGPT無料版で何ができる?」

